城地下バトル開催レポート

　一般社団法人岡山県ブレイキンカルチャー協会は１１月２６日、岡山城下地下広場でブレイキンのバトルイベント「城地下バトル」を開催しました。

　オープンのソロバトルには、９府県（岡山、香川、広島、愛媛、徳島、兵庫、鳥取、大阪、岐阜）から６６人が出場しました。タイブレーク有りのフルトーナメントという過酷なバトルの末、決勝では Rudyze が Yuichirawとの岡山勢対決を延長タイブレークの僅差で制して頂点に立ちました。

　大技のパワームーブのみで戦うパワームーブコンテストは、飛び込み参加も認めた結果、エントリー無料ということもあり、出場者が当初予定の１３人から２１人に拡大。予選突破した４人がトーナメントで栄冠を争い、決勝では１０月のJDSF中四国大会を制した倉敷・東陽中２年の Roman（岡山） がアクセントを付けたヘッドスピンやエアートラックスで会場を沸かせ、 rakachi（兵庫） を破りました。

　B-girlソロバトルには岡山、兵庫、香川、徳島の４県から７人が出場。中四国王者の実績もある城東高１年の DORI（岡山） がスキルの高さを見せてトーナメントを制しました。

　かつて２カ月に１度のペースで開催されていた城地下バトルは、「エントリー費１００円」「優勝者が次回のジャッジを務める」といった特徴的なルールで岡山に根付き、県内外から多くのダンサーが集まってしのぎを削り合い、郷土のB-boyの力の底上げに大いに貢献しました。久しぶりに大会を復活させることができ、競技関係者にとっては思い出深い１日となりました。

当協会では今後も、ブレイキンのイベントを街中の開かれた場で定期的に開催することで、競技の盛り上がりを地域活性化やスポンサー企業、自治体の情報発信、競技人口の拡大等につなげて参ります。